塾講師という仕事は、教える喜びだけでなく、教育費が高まっている現代社会での将来的な可能性を秘めた職業でもあります。
ただ、その一方で
「もし塾講師を続けるとしたら、年収は上がるのだろうか?」
「上司の給与を見ると、これ以上は増えないかもしれない…」
と考えてしまう方も少なくないでしょう。
この疑問は十分理解できます。なぜなら、塾講師の収入は所属する塾、職位、雇用形態によって大きく変わるからです。今回、私たちは厚生労働省が発表した令和4年度の塾講師の年収について様々な視点から詳しく説明し、さらに収入を増やす方法もお伝えします。
そこで今回は、中学1年生になるADHDの男の子(ユウキくん・13歳)を育てる保護者(ユカさん・40代・女性)に、実際にあったトラブルや、学校の対応、家庭でのフォローについてインタビューしてみました。そこから見えてくるADHDの子どもが抱えやすい問題を一緒に考えていきましょう。
1. 平均年収について

まず結論からお伝えしますと、塾業界を含む教育・学習支援業界全体の年収は、他の業界と比べると高水準と言えます。
しかしながら、塾での労働を続けている人々の中には、「収入があまり増えず、全体的に塾業界の給料が低いのではないか」と考えている人もいるかもしれません。そこで、まずは厚生労働省が公表している最新のデータを見てみましょう。
以下のデータは、「所定内給与額」12か月分と「年間賞与その他特別給与額」を合算したもので、小数点2位で四捨五入されています。
平均年収: 575.1万円(月収37.7万円、賞与122.7万円)
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査(教育,学習支援業)
厚生労働省の統計によれば、民間の教育・学習支援業全体の平均年収は575.1万円となっています。これに対して、国税庁が発表している日本全体の平均年収は461万円です。これらの数字を見比べると、塾業界の年収は100万円程度高いと言えるでしょう。
2. 規模による違い

本当に学習塾の講師は全員の年収が高いのか?と思う方もいるでしょう。実は、事業所の規模によっても収入は大きく変わります。
厚生労働省のデータによれば、100人未満の事業所と1000人以上の事業所での平均年収には、100万円以上の差があります。つまり、大規模な塾に所属している塾講師の方が、同じ仕事をしていても高い収入を得られる傾向にあります。
3. 雇用形態による違い

また、雇用形態によっても年収の幅が違うことを理解しておくと良いでしょう。
4. 塾講師の収入を増やす方法

#キャリアを積む
自身の塾でどのようなキャリアパスが描けるか、上司や先輩に相談することで、収入アップに繋げることが可能です。勤めている塾によっては、残念ながら収入アップが難しい場合もあるかもしれませんが・・・。
#より良い条件の職場に転職する
自分の現状よりも良い条件を提供してくれる職場へ転職すれば、年収を上げることができるかもしれません。塾講師は慢性的に人手不足な仕事なので、転職自体は難しくないことですが、より良い条件を求めて転職する場合は自身のスキルが客観的に見て評価されるかどうかも関わってくるため、一筋縄ではいかないかもしれません。
#自分の塾を開業する
自分自身の塾を立ち上げるという選択肢もあります。一方で、法律、経理、マーケティングといった幅広い知識が必要ですので、開業により簡単に、すぐに収入を増やせるわけではないことを覚えておきましょう。
以上が、塾講師の年収についての詳しい情報と、収入を増やすためのいくつかの方法です。最終的には、自分自身がどのようなキャリアを描きたいのか、どのような生活を送りたいのかを考え、それに合った道を選んでいくことが大切です。それが、あなたが仕事から得られる最大のメリットとなるでしょう。